茶坊空間

穿屋巷|街屋|黑紙厝
 

九份茶坊は表通り2軒と裏通り1軒を繋いで建てられた町屋風の建物となっている。基山老街側(表)の屋敷が豎崎路側(裏)の2階建ての洋館と繋がっている。観光客は基山老街で人込みに揉まれ土産屋の喧騒を過ぎ、142番地の前に立つと、ガラスのひさしの下に心地よい緑と「翁山英故居」のパネルが目に入る。数々の歴史を刻んできたであろう檜の格子窓の先を見ると、懐かしい灯りと天窓の光りが差し込んだ室内には火鉢の煙とやかんの湯気が立ち込めている。それらはまるで浮世絵のような世界を織り成している。いくつも並んだやかんはここが九份一の茶芸館であることの証しだ。初めてここを訪れた人は過去の世界にタイムスリップしたかのような感覚を味わう。

 

以前「水池仙診所」だった部分は壁を抜き広い店内として生まれ変わった、
入って左側に金鉱時代に使われていたトロッコを置き黄金山城の古き良き時代を表現している。

 

以前広間と台所として使われていた部分は木材に鉱物性の顔料を塗って保護している。

 

御影石の壁は戦後の流行の手法で、砂岩の補強と美観を兼ね備えている。

 

まずエントランスから木の階段を降りると、天窓の下にレンガ造りの滝が目にとまる。
鯉のいる池に簾の様に伸びたポトスの緑が目に鮮やかだ。そのまま階下に下りると、
水深40cmの池に体長80cmの白龍と言う池の主が悠々と泳いでいる。

 

九份茶坊のオーナーはこの歴史的建築の保護保存に力を尽くし、梁柱を頑丈にする為に鋼鉄材の鉄柱を採用したが、そこに油絵を施すことで鋼鉄の冷たい感じを温かみのあるものに変えた。

 

九份茶坊の陶芸創作工房も同建物の階下にあり、茶坊にとって重要な役割を果たしている。

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