九分の風景を茶陶画に融合 生活芸術家洪志勝
台湾中南部の農村に生まれた洪志勝は幼い頃から自然と親しみ、絵を心のよりどころとして育ちました。高校の美術科を卒業後、文房具のデザインや印刷の事業を営みはじめました。毎日十数時間の仕事の疲れが癒されるのは、山間の町である九分でのひと時でした。ある年原油価格の彷彿に見舞われ事業をやむなく休止せざるをえませんでした。意外な長期休暇を九分の家で過ごした日々、再び絵筆を手に取りました。十年ぶりに向かったキャンバスで描き始めると、溢れる創作意欲はおさまりませんでした。そして思案に暮れた後、印刷業に別れを告げ、ここ九分にとどまって絵を描いていくことに決めました。
今日九分茶芸館の先駆「九分茶坊」
洪志勝は九分に恵まれた素晴らしい山と海の景色、それに山間の町の繁盛が衰えたせつなさに思わず魅了され、偶然にもこの歴史のある屋敷の主となりました。芸術家独特の感性で、できるかぎり元の形を維持しながら新しい命を吹き込んで、古風でありながら斬新な雰囲気が漂う空間を作り出し、茶芸館文化を導入しました。1991年に九分の山間の町初茶芸館―――「九分茶坊」を創立し、今日の九分茶芸館業界の先駆になりました。
洪志勝は続いて成立した陶工坊、天空之城、九分芸術館にて、「茶陶画」という異なる美しいものの生活への融合を紹介したり、よりいっそう積極的に人文芸術を九分に導入して、九分の山間の町の自然生活価値を、もっと多くの人たちに伝えようとします。そして洪志勝自身も九分の伝説の一つとなりました。
芸術への情熱と事業経営の経験に基づいて、「茶陶画」が九分茶坊のテーマとなりました。茶坊主人の古文物への情熱はちょうど今の政府の文化保存政策と一致したため、魅惑的な百年歴史のある建物―――九分茶坊は2004年8月、正式的に台北県の第6号歴史建築となりました。主が手塩にかけて保存してきたオリジナルの空間に浸り、厳選された台湾のお茶を注文してゆっくりと飲みながら、陶芸を鑑賞したり、壁に掛かる絵画を通して主の情熱を感じながら、「茶陶画」で旅の疲れを癒し、九分茶坊の時間を十分に楽しむことができます。
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